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赤ちゃんと暮らす。in London

イギリス・ロンドンで赤ちゃんとの暮らしを整えていくための記録。

<30w0d> イギリスの子育て哲学?!両親学級に初参加!

妊娠中---妊娠後期 妊娠中---NHS・GP 妊娠中

日本と同じように、イギリスでも出産を控えた両親に向けた「両親学級」があります。

私は日本の両親学級に参加したことはありませんが、イギリスの両親学級は一回目から「イギリス」らしいな、と思わせられる内容でした。

イギリスの両親学級

イギリスでは、これまでも触れてきたように全て公費で賄われる公立病院での医療と、全て自費で負担する私立病院での医療があります。両親学級(Antenatal class)についても、公立病院での受講は原則無料ですが、私立病院やプライベートの団体や会社などが主催する有料のものがあります。

後者はお値段がピンキリですが、一番メジャーなNCTというチャリティ団体の両親学級は10-20時間で£200-300となっており決してお安くはありません。その代わり、産後に子連れでreunion partyがあったりと、地域のママたちとの繋がりを作りやすいシステムになっている点が人気のようです。

ただ、医療と同じで、必ずしも私立>公立というわけではなさそうで、お金を出したから必ず優れた内容とは限らないようなんです。私の考えとしては、価値のはっきりしないものにお金をかけるのなら、子供が生まれてから過ごす時間に同じ金額を充てたいなと思うので、ここでも公立病院(NHS)で開催される両親学級に参加することにしました!

NHSの両親学級

私が登録されている病院では、30週前後から全4回の内容となっています。助産師のクリニックがチルドレンセンター(5歳までの子供のケアを担当)やナーサリーを併設していて、主にそこで開催されることになっているのでご近所で楽ちんです。

各回の内容は次の通り。

  1. 両親としての心構え

  2. 出産の兆候と対応方法

  3. 授乳、産前産後のメンタルケア

  4. 産院見学

第一回「両親としての心構え」

第一回の様子では、私たち夫婦を含め5組が参加していて、イギリス人カップル、イギリス人と大陸ヨーロッパ系のカップル、中国人カップル、移民系イギリス人妊婦さんがいました。噂通り、夫の参加も当たり前。

講師も参加者も相変わらず外人慣れしているので私たち日本人も普通にどんどん参加することになります。講師による講義、ビデオ、簡単なディスカッションといった内容です。

今回印象に残った内容は…

  • 赤ちゃんは生後すぐから家族など聞き慣れた人の声を認識している。女性の声の波長を好む傾向にある。

  • 生後すぐの赤ちゃんの視野は20cmくらい(お母さんのおっぱいから顔まで)。この頃から積極的にアイコンタクトを取ってあげて。この頃は白と黒など強いコントラストが見えやすく、親が与えがちなパステルカラーはほとんど見えていない。3ヶ月ほどすると周りのものに関心を持って認識するようになる。

  • 赤ちゃんは生後すぐから周囲とのコミュニケーションを図っている。話しかけは大事で、必ず「赤ちゃんとの対話」となるように赤ちゃんのリアクションを待って。赤ちゃんはリアクションの方法も試行錯誤しながら学習するので時間は掛かるけど、コミュニケーションが成功したという体験が次につながるから必ず赤ちゃんにも発信をさせて反応をしてあげて。

  • 赤ちゃんが泣くのもコミュニケーションの手段で、必ず理由があるから気長に探ってあげて。周りに親が見当たらなくて不安に感じていることも多いが、抱っこしてあやす→ポンポンと反応してあげる→声だけで返事してあげる、と徐々に安心感を覚えるハードルは下がっていく。

  • 赤ちゃんの発育のために必ずしもたくさんのおもちゃは必要ないし、お金をかける必要だってない。あなた自身が最高のおもちゃだから!服などのベビー用品についても上手にチャリティショップ(リサイクルショップ)を活用して。

  • 産後6〜8週間は親は赤ちゃんとの生活に慣れることが最優先。親や友達などが訪問したがる時期でもあるが、自分勝手に感じられても無理な時は断って。あなたが辛いときに我先にと赤ちゃんに会いたがる周りの人たちこそ自分勝手なのだから、遠慮なく。

  • 夫婦の関係は必ず変化するから、ポジティブに捉えるためにも今のうちからどのような変化が予想されるか夫婦でよく話し合っておくと良い。赤ちゃんが生まれて最初の3ヶ月は難しいかもしれないが、長く寝るようになったら、赤ちゃんが寝た後に夫婦だけで夕食を取ったり、赤ちゃんを預けられるようになったらたまには夫婦でデートをするなど夫婦の時間を大切にして。

こんな感じです。赤ちゃんのお世話の方法よりもコミュニケーションの方法にフォーカスしていたり、親になるからと全てを犠牲にするのではなく自分や夫婦の生活もある程度守ろう、という内容がとてもイギリス的だな〜と感じています。すごく気が楽になって、良いと思います。

日本とイギリスそれぞれの良いとこ取りをした子育てをしていきたいなーと改めて感じました。

ちなみに、日本でも人気の「ジーナ・フォード」の「ねんトレ本」。提唱者の地元イギリスの助産師や保健師の間では「親の都合を優先しすぎて赤ちゃんにも親にも無理がある」として不評のようです…。

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